ノラ猫とフェドラ帽

ノラ猫とフェドラ帽の観察をしています。

2013年からずっと放置です。

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糸魚川でみつけた帽子

出張で糸魚川に行ったとき、偶然とても素敵な帽子を見つけました。

糸魚川にある事務機器の販売をされている「十字堂」さんの従業員さんの「洋裁職人であったご尊父」の持ち物だそうで残念ながら販売はされていません。
こちらの帽子は、十字堂さんの入り口ショーケースに飾ってあります。


糸魚川の帽子-1.jpg




itoigawa-2




糸魚川の帽子-3.jpg





糸魚川の帽子-4.jpg




糸魚川の帽子-5.jpg




まだ詳しい年代の特定はしておりませんが、箱に三越金沢店と書いてあるところから推測するに、1930年代〜戦前のもの。メーカーの調査はまだ着手していません。

糸魚川の帽子-6.jpg




画像の蓄音器は店内にあります。
この蓄音器はバリバリの現役で素敵な音楽を聞かせていただきました。

十字堂さん
新潟県糸魚川市本町2−2
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STETSON 初めての外国からのオーダー

STETSON HATSという本を少しずつ読んでいます。

Book 1




日本について書かれていたのでちょっとだけご紹介。

この本によると、STETSONが受けた外国からの初めてのオーダーは、1877年、英国と日本からなんですって。

英国の小売店は$51.50相当の、日本の企業は$375.15相当の帽子をオーダーしたとのこと。

1877年って明治10年。
この年に何があったかを調べてみると、
西南戦争始まった年なのですね。

どなたが購入したのでしょう。
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Stetsonについて詳しく書かれた本

最近は、ヴィンテージフェドラ帽が入手できず、こちらのブログの更新を怠っておりました。

良いフェドラ帽が市場に出回っていないのと、出ても円安の影響が強く、とても高い買い物になってしまいますので、購入は控えております。

そんなわけでもっぱらノラ猫ちゃんの観察ばかりしております。

さて、先日ようやくAMAZONで購入した本が届きました。
アメリカの本屋さんで購入したのですが、届くのに6週間かかりました。
おまけにSwissの郵便局からの発送。どうゆうこと??と思いつつ、まぁ届いたのでヨシとしよう。

こちらがその本です。

Book 1





Book 2




Book 3




Book 4




Book 5




全て英語で書かれているので、記事を読むのにかなりの時間を要しますが、
写真を見ているだけでもとても楽しい本です。

本の内容は少しづつご紹介したいと思っていますが、いつになるかわかりません。気長にお待ちください。
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Borsalino Alessandria Grey Size 7 ボルサリーノ

一昨日、アメリカよりBorsalino Alessandria Grey が届きました。

ハットコード付きです。

Borsalino Alessandria Grey 1




色もグレーでなかなか良い感じです。

Borsalino Alessandria Grey 2




きちんと保存をしていなかったのか、クラウンに若干変な癖がついており、Blocking(型なおし)が必要です。
クラウンの後ろ側、若干波打って見えるのがわかりますか?
商品到着時はもっと酷いあとがついていました。
昨日第一回目の型直しを行い、目立たない程度にしました。

Borsalino Alessandria Grey 3




内側はとても綺麗です。

Borsalino Alessandria Grey 4




Borsalino Alessandria Grey 5




Borsalino Alessandria Grey 6





引続き、型直し(blocking)を行いつつ、年代特定を行ってまいります。
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STETSON Royal Deluxe OpenRoad ステットソン オープンロード

長らく、ブログの更新を怠っておりました。

1月30日にSTETSON Royal Deluxe OpenRoadが入荷しておりましたが、
風邪でダウンしており、あまり手入れができないまま、試着用に出してしまいましたが、このフェドラ帽は手入れが行き届いていたので、お渡しする日に間に合い助かりました。

Open Road Royal Deluxe 1




ハットコードもついています。

Open Road Royal Deluxe 2




なんともいえないこの色、一目ぼれです。

Open Road Royal Deluxe 3




ぬし様がかぶるとこんな感じです。

Open Road Royal Deluxe 4
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Borsalinoについているサイズタグ 「Eulan Bayer TAG」

こちらの画像のサイズタグ(Eulan Bayer Tag)を時々見かけることがあります。(画像が小さくてすいません。)

Eulan Bayer Tag 1




このTagの付いているフェドラ帽をずーーっと探しており、やっと入手できました。ヤフオクで一度見かけたことがあるのですが、ヤフオクは私の予算にはあいません。
やはり海外の方が、安価でよい物が手に入ります。

入手した物は、米国の倉庫を経由しますので、手元に届くのは一ヶ月先になるでしょうか。

届くまでの間にぼちぼちと「Eulan Bayer」について調べていこうと思います。

まぁ、ざっくり簡単に言うと、Bayerというのはドイツの会社で、このEulan Bayerタグが付いているのは、Bayer社が防虫処理を行った印ということです。
1950年〜1970年半ばまでにヨーロッパで流通していたBorsalinoのフェドラ帽に付いているタグとのことですが、このプロジェクトが始まった年代は1950年以前という説もあります。

この「Eulan Bayer」タグに関してはアメリカのフェドラ帽愛好家のフォーラムに書かれているのですが、ながーーーーい記事おまけに英語で、ちょっと気合が必要です。

ともあれ、やっと欲しかったフェドラ帽が一つ入手できました。
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STETSON Whippet (ステットソン ウィペット) LinerにロゴとSweatbandにロゴ

国内、海外問わず、いまだ人気の高いSTETSON Whippetモデル。

やっぱり美しい形だと思う。

Whippet-willow



このWhippetモデル、見分ける方法が何通りかある。

A.Liner(裏地)にWhippetの赤文字があるもの
  よく見かけるのはこのタイプ。
 
Whippet brown 2



Whippet Dark Grey Logo



このタイプはSweatband(すべり)にWhippetの文字はない。
運が良ければ、下の画像のようなラベルがSweatband(すべり)に残っている。
ちょっと見えにくいがStyleのところにWhippetと書かれている。


Whippet Willow Label



B.Sweatband(すべり)にWhippetと刻印があるもの
ときどき(まれに)見かけるのだが、下画像のもの。

Whippet on Sweatband 1



Whippet on Sweatband 2



このSweatbandにWhippetの刻印があるタイプはカナダで作られたものとアメリカのフェドラ愛好家のフォーラムでは推測されている。


これら、本物のWhippetかどうかを判断する方法は、簡単に偽装できることも考慮に入れなければならない。

まず、Liner(裏地)だが、非常に簡単に取り外しが可能。
Sweatband(すべり)はLinerよりは困難だが、裁縫の得意な人には簡単だろう。
ラベルは入手するのが困難、Sweatbandから剥がすのも困難。
やるとすれば、Sweatbandごと入れ替えるのだろう。


Whippetモデルに似たSTETSONじゃないハットメーカーのものは非常に沢山ある。それらも高額でアメリカ市場に出回る(Whippetほどではないにしろ)。
なので、Whippetに似たほかのフェドラ帽を買って、WhippetのLinerなり、Sweatbandを取り付けることを考えたとしてもコストが割に合わない。
アメリカではコストが割りに合わない。
しかし、日本では・・・
(実際にヤフオクで売られていたのを見たことがある。)

自分も完璧にフェドラ帽が見分けられるわけではない。
なので、ヤフオクなどで販売する時に返品可能にしている。
よく見て自分の目で確かめて納得のいくものを入手していただきたい。
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STETSON Open Road(ステットソン オープンロード)についての感想 

タイトルには感想と書きましたが、簡単な備忘録です。

先日(1月5日)に行われた加藤喜一さんのライブにSTETSONのOpen Roadをかぶって出かけました。

下の画像のフェドラ帽です。
STETSON Open Road 25 1




このOpen Road Twenty Fiveは1960年代後半のものです。

ライブにいた何人かの方にかぶっていただいたところ、かぶっているというより、帽子をちょこんと上に載せているような感じで、飛んでいってしまいそうだという感想が聞こえました。

確かに、あまり使い込まれていないようなので、まだフェルトが硬く、馴染んでいないのかもしれません。

ただ・・・このOpen Roadを試していただく前に、Borsalino Alessandriaを試してもらっちゃったのもそんな感想を持たれた原因の一つかもと思ってしまいます。


下画像:Borsalino Alessandria
Borsalino Alessandria Tan 1




Borsalino Alessandriaはほんとにかぶっているのを忘れるぐらい軽いし、ぴったりと頭に馴染みます。
それと比べてしまうとOpen Roadがどうしても見劣りしてしまいます。

しかし、ウエスタン風のハードさを求める方であればOpen Roadは最高です。
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ハットブラシの役目

フェドラ帽のお手入れにハットブラシがかかせません。

Fur Feltのヴィンテージフェドラ帽は、50、60年前の中古品でも、結構なお値段がついています。

結構なお値段の分、きちんと手入れすればあと何十年も使えます。
下手すると貴方より長生きします。

ハットブラシ(黒)




ハットブラシ(白)




こちらヤフオクで販売中です。

ところで、アメリカからヴィンテージフェドラ帽を仕入れると、すごい状態のものが届きます。
ほとんどの人が送料を安くするためか、帽子よりかなり小さい箱に入れて送ってきます。
もう、あけてビックリ、帽子の形をしていない物もあったりします。

しかし、やっぱり、昔のフェルトは素晴らしいですね。
簡単に綺麗な形に戻ります。

そして、もっと恐ろしいのはホコリまみれな帽子。
外国の人ってその辺りまったく気にしないで、「現状維持」で送ってきます。

丁寧にブラッシングすると実は虫食い跡があったりします。
もちろんすぐに文句を言って、値引き(一部返金)させたりするのですが、
売った側は、悪気があるわけではないのです。

ブラッシングしていないから、虫食い跡に気づかないだけなのです。

ヴィンテージフェドラ帽をネットで購入する時は、ハットブラシは必須ですよ。
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Champを選ばれるとはお目が高い!

Champというブランドのフェドラ帽を落札していただきました。

ヴィンテージのフェドラ帽はSTETSONというメーカーの物が日本では圧倒的な人気です。
ジョニー・デップ氏がSTETSONのWhippetというモデルをかぶっており、知名度がさらに上がってしまったようです。

STETSONのWhippetというだけで、またはSTETSONのWhippetに似ているというだけで、何万円もの値がつくのをヤフオクでよく見かけます。
そんなSTETSON人気の中、Champを落札していただきました。

Champ 1




1940〜1950年代もののChampは、アメリカでも、なかなか良い品が手に入りません。
良い品はSTETSONより高価になってしまうこともあります。

Champは、1940〜1950年ごろ高級品といわれたDobbs、Knoxなどに比べて安く、質の良い帽子として庶民には愛されていました。
ここからは私の考えですが、Dobbs、Knoxを買える中流階級以上の人達は、色んな帽子を買うことが出来たから、一つの帽子をボロボロになるまで使用するということはなかったので、現在でも程度のいい物が、現在も市場に出回る。

しかし、Champを買っていた労働者階級の人達は、ボロボロになるまで使用しており、程度の良い物は、現在の市場に出回らない。

ある意味で程度の良いヴィンテージのChampはDobbs、Knox、STETSONなどよりも激レア物。


Champ 2




最近、黒のコートを来て出かける時に、このChampをかぶっていました。
出品をやめようかと思っていた矢先に落札され、複雑な心境ですが、
落札してくださったのが、私の実家の隣町の方だとわかり、ちょっと楽しくなりました。

あの街でこのChampをかぶってもらえると思うと、ワクワクします。
落札者の方に気に入ってもらえますように。
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