ノラ猫とフェドラ帽

ノラ猫とフェドラ帽の観察をしています。

2013年からずっと放置です。

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Borsalinoについているサイズタグ 「Eulan Bayer TAG」

こちらの画像のサイズタグ(Eulan Bayer Tag)を時々見かけることがあります。(画像が小さくてすいません。)

Eulan Bayer Tag 1




このTagの付いているフェドラ帽をずーーっと探しており、やっと入手できました。ヤフオクで一度見かけたことがあるのですが、ヤフオクは私の予算にはあいません。
やはり海外の方が、安価でよい物が手に入ります。

入手した物は、米国の倉庫を経由しますので、手元に届くのは一ヶ月先になるでしょうか。

届くまでの間にぼちぼちと「Eulan Bayer」について調べていこうと思います。

まぁ、ざっくり簡単に言うと、Bayerというのはドイツの会社で、このEulan Bayerタグが付いているのは、Bayer社が防虫処理を行った印ということです。
1950年〜1970年半ばまでにヨーロッパで流通していたBorsalinoのフェドラ帽に付いているタグとのことですが、このプロジェクトが始まった年代は1950年以前という説もあります。

この「Eulan Bayer」タグに関してはアメリカのフェドラ帽愛好家のフォーラムに書かれているのですが、ながーーーーい記事おまけに英語で、ちょっと気合が必要です。

ともあれ、やっと欲しかったフェドラ帽が一つ入手できました。
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STETSON Whippet (ステットソン ウィペット) LinerにロゴとSweatbandにロゴ

国内、海外問わず、いまだ人気の高いSTETSON Whippetモデル。

やっぱり美しい形だと思う。

Whippet-willow



このWhippetモデル、見分ける方法が何通りかある。

A.Liner(裏地)にWhippetの赤文字があるもの
  よく見かけるのはこのタイプ。
 
Whippet brown 2



Whippet Dark Grey Logo



このタイプはSweatband(すべり)にWhippetの文字はない。
運が良ければ、下の画像のようなラベルがSweatband(すべり)に残っている。
ちょっと見えにくいがStyleのところにWhippetと書かれている。


Whippet Willow Label



B.Sweatband(すべり)にWhippetと刻印があるもの
ときどき(まれに)見かけるのだが、下画像のもの。

Whippet on Sweatband 1



Whippet on Sweatband 2



このSweatbandにWhippetの刻印があるタイプはカナダで作られたものとアメリカのフェドラ愛好家のフォーラムでは推測されている。


これら、本物のWhippetかどうかを判断する方法は、簡単に偽装できることも考慮に入れなければならない。

まず、Liner(裏地)だが、非常に簡単に取り外しが可能。
Sweatband(すべり)はLinerよりは困難だが、裁縫の得意な人には簡単だろう。
ラベルは入手するのが困難、Sweatbandから剥がすのも困難。
やるとすれば、Sweatbandごと入れ替えるのだろう。


Whippetモデルに似たSTETSONじゃないハットメーカーのものは非常に沢山ある。それらも高額でアメリカ市場に出回る(Whippetほどではないにしろ)。
なので、Whippetに似たほかのフェドラ帽を買って、WhippetのLinerなり、Sweatbandを取り付けることを考えたとしてもコストが割に合わない。
アメリカではコストが割りに合わない。
しかし、日本では・・・
(実際にヤフオクで売られていたのを見たことがある。)

自分も完璧にフェドラ帽が見分けられるわけではない。
なので、ヤフオクなどで販売する時に返品可能にしている。
よく見て自分の目で確かめて納得のいくものを入手していただきたい。
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STETSON Open Road(ステットソン オープンロード)についての感想 

タイトルには感想と書きましたが、簡単な備忘録です。

先日(1月5日)に行われた加藤喜一さんのライブにSTETSONのOpen Roadをかぶって出かけました。

下の画像のフェドラ帽です。
STETSON Open Road 25 1




このOpen Road Twenty Fiveは1960年代後半のものです。

ライブにいた何人かの方にかぶっていただいたところ、かぶっているというより、帽子をちょこんと上に載せているような感じで、飛んでいってしまいそうだという感想が聞こえました。

確かに、あまり使い込まれていないようなので、まだフェルトが硬く、馴染んでいないのかもしれません。

ただ・・・このOpen Roadを試していただく前に、Borsalino Alessandriaを試してもらっちゃったのもそんな感想を持たれた原因の一つかもと思ってしまいます。


下画像:Borsalino Alessandria
Borsalino Alessandria Tan 1




Borsalino Alessandriaはほんとにかぶっているのを忘れるぐらい軽いし、ぴったりと頭に馴染みます。
それと比べてしまうとOpen Roadがどうしても見劣りしてしまいます。

しかし、ウエスタン風のハードさを求める方であればOpen Roadは最高です。
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ハットブラシの役目

フェドラ帽のお手入れにハットブラシがかかせません。

Fur Feltのヴィンテージフェドラ帽は、50、60年前の中古品でも、結構なお値段がついています。

結構なお値段の分、きちんと手入れすればあと何十年も使えます。
下手すると貴方より長生きします。

ハットブラシ(黒)




ハットブラシ(白)




こちらヤフオクで販売中です。

ところで、アメリカからヴィンテージフェドラ帽を仕入れると、すごい状態のものが届きます。
ほとんどの人が送料を安くするためか、帽子よりかなり小さい箱に入れて送ってきます。
もう、あけてビックリ、帽子の形をしていない物もあったりします。

しかし、やっぱり、昔のフェルトは素晴らしいですね。
簡単に綺麗な形に戻ります。

そして、もっと恐ろしいのはホコリまみれな帽子。
外国の人ってその辺りまったく気にしないで、「現状維持」で送ってきます。

丁寧にブラッシングすると実は虫食い跡があったりします。
もちろんすぐに文句を言って、値引き(一部返金)させたりするのですが、
売った側は、悪気があるわけではないのです。

ブラッシングしていないから、虫食い跡に気づかないだけなのです。

ヴィンテージフェドラ帽をネットで購入する時は、ハットブラシは必須ですよ。
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Champを選ばれるとはお目が高い!

Champというブランドのフェドラ帽を落札していただきました。

ヴィンテージのフェドラ帽はSTETSONというメーカーの物が日本では圧倒的な人気です。
ジョニー・デップ氏がSTETSONのWhippetというモデルをかぶっており、知名度がさらに上がってしまったようです。

STETSONのWhippetというだけで、またはSTETSONのWhippetに似ているというだけで、何万円もの値がつくのをヤフオクでよく見かけます。
そんなSTETSON人気の中、Champを落札していただきました。

Champ 1




1940〜1950年代もののChampは、アメリカでも、なかなか良い品が手に入りません。
良い品はSTETSONより高価になってしまうこともあります。

Champは、1940〜1950年ごろ高級品といわれたDobbs、Knoxなどに比べて安く、質の良い帽子として庶民には愛されていました。
ここからは私の考えですが、Dobbs、Knoxを買える中流階級以上の人達は、色んな帽子を買うことが出来たから、一つの帽子をボロボロになるまで使用するということはなかったので、現在でも程度のいい物が、現在も市場に出回る。

しかし、Champを買っていた労働者階級の人達は、ボロボロになるまで使用しており、程度の良い物は、現在の市場に出回らない。

ある意味で程度の良いヴィンテージのChampはDobbs、Knox、STETSONなどよりも激レア物。


Champ 2




最近、黒のコートを来て出かける時に、このChampをかぶっていました。
出品をやめようかと思っていた矢先に落札され、複雑な心境ですが、
落札してくださったのが、私の実家の隣町の方だとわかり、ちょっと楽しくなりました。

あの街でこのChampをかぶってもらえると思うと、ワクワクします。
落札者の方に気に入ってもらえますように。
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Brim Edge(つばの端)の種類

フェドラ帽のBrim Edge(つばの端)は様々な種類がありますが、
4種類ほどご紹介します。

1.Bound Edge
  STETSONの名盤といわれるWhippet,Open Road,Stratolinerはこれですね。

Bound Edge




2.Raw Edge
  STETSONのPlayboyやTEMPLEはこのタイプ。

Raw Edge




3.Overwelt
  有名なモデルは何があったかなぁ。
  たしかSTETSONのMedalistがOverweltですね。

Overwelt




4.Underwelt
  これも有名なモデルに何があったか探しておきます。

Underwelt




あと忘れてはいけないCavanagh Edge、残念ですが、手元にありません。

ヤフーオークションや通販でフェドラ帽を購入するする時は、Brim Edgeの確認も忘れずに。帽子のイメージが全然違います。
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謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。
2013年も引続きよろしくお願いいたします。

本日(元日)東京は晴天に恵まれ、気持ちの良い朝を迎えることができました。
今年2013年は良い年になりそうな予感がします。

朝10時、早速お年始のご訪問がありました。


年賀状を取りに行こうと、玄関の扉を開くと・・・
Onenshi 1




ズームイン

Onenshi 2




慌てて、ベランダ側に回って激写。


Onenshi 3





こっちにももう一匹

Onenshi 4




ちらっとこっちを見たけど、また毛づくろいを始めた

Onenshi 5




ベランダから激写

Onenshi 6




そんなこんなで、朝からカメラを持って家の中を走り回っておりましたら、
実家に電話するのが若干遅れてしまいました。

それでは2013年も皆様にとって昨年以上によい年になりますように。
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